悪魔を出し抜け
ナポレオン・ヒルの「悪魔を出し抜け」の備忘録
悪魔は人間を「流される」ように仕向けコントロールする。
悪魔は人間の意識の中に一つ一つ習慣を作り上げていき、最後にはその習慣を完全に支配する。
そして悪魔が人間の意識をコントロールしようとするとき、一番良く使う習慣は
『恐怖、名神、金銭欲、貪欲、情欲、恨み、怒り、虚栄心、そして怠け心。この9つの扉のうちの一つあるいは複数を通ることで、私はどんな人間の意識の中にも入ることができる。』
『怠惰+無関心=先送り=流される』
人類の98%が悪魔の支配下にあるそうで、人間を支配下に置くための、悪魔にとって最も役立つ道具は次のようなものだといいます。
● 恐怖心、迷信、金銭欲、貪欲、情欲、恨み、怒り、虚栄心、怠け心
● 子どもから考える力を奪おうとする親や宗教指導者
● 失敗
● 酒と麻薬
● 他人を支配すること
● 食べること
流されないようにするには、
『常に自分の行動を明確に把握し、中途半端に物を考えたりしないこと。何事も明確に決定していくという習慣をつけること。』
自分で考え
恐怖心を持たないこと
思考をクリアにし直観を信じられる状態にしておくこと
この対抗勢力となるものが、正しい思考
・愛
・信念
・希望
・明確な目標
悪魔は 流される習慣から自分を守る方法を下記のように教えている。
『1.どんなときも自分の頭で考えること。
人間が完全にコントロールできるのは自分の頭で考えるという能力以外にはない。
この事実は非常に重要である。
2.自分が人生に望むものを明確にすること。
そして、それを実現するための計画をたて、必要とあれば、永遠の敗北以外はどんな犠牲も喜んで払うこと。
3.一時的な敗北をしたときは、その内容や原因にかかわらず分析をし、それに見合うはずの成功の種をそこに見つけること。
4.人生で獲得したいと思う物質的な富と同じだけの価値を持つサービスを喜んで他者に与えること。
しかも、与える方を先に。
5.自分の脳は「無限の知性」から情報を得るための受信機であり、その普遍なる知恵の貯蔵庫と周波数を合わせることで、自分願望を具体的なものに転換することができるということを理解すること。
6.時間ほど大きな財産はなく、時間は思考の力以外で人間が完全に自由にできる唯一のものであり、自分の望むどんな物質にも転換することのできるものであることを理解すること。
一秒たりとも無駄にしないよう時間の配分に気をつけること。
7.恐怖とは、たいていの場合、人間の意識の使われてない部分を悪魔が占拠するために使うものだということを理解すること。
恐怖とは人間の意識が作り出すものであり、望みさえすれば何でも手に入れることができるという思念で意識を満たしていれば、恐怖も追い出すことができる。
8.祈るときは、お願いをしてはいけない!
自分の欲しいものをはっきりと要求し、代用品などでは決して誤魔化されないと宣言すること。
9.人生とは厳しい修行の場であり、その監督者となれるのは人間と人生のどちらか一方だけであることを理解すること。
その中間はなく、また妥協点もない。
人生から自分の望まないものを差し出されても決して受け取ってはいけない。
たとえそれがいっときのものだったとしても、自分の意思でそれを拒否する力が人間にはあるし、そうすることによって、本当に自分が望むものを招くことができるのだ。
10.頭がある考えで支配されると、それは必ず大自然の法則によって、最短最適のルートをとおり現実の形となって具体的に目の前に現れる。
そのことを忘れず、自分の考える内容に常に注意すること。』
1. 目標を明確にすること
2. 自制心を持つこと
3. 逆境から学ぶこと
4. 環境から受ける影響をコントロールすること(交友関係)
5. 時間(肯定的な習慣によって知恵をつける)
6. 調和(明確な目標にそって行動することで、精神的・霊的・物理的環境を支配する)
「適切な人間関係とは、直接的であろうと間接的であろうと、そこに関わるすべての人間がその関係によって何らかの恩恵をこうむるような関係である。」
「他人を傷つけたり、他人に苦痛や不幸をもたらすものは、どんなものでも不適切な関係となる。」
7. 警戒(実行する前に計画を見直す)